ペットでハムスターを飼った場合、どのように接したら信頼され、仲良くなれるのでしょうか?
ハムスターの習性や性格、体の小ささなどの特徴によって接し方や注意するべきことがあります。
しっかりと把握し、ハムスターと仲良くなれたら嬉しいですよね!
今回は、ハムスターの習性や性格、接し方や注意点などについてお伝えしていきます。
ハムスターの習性・性格
飼いやすさが人気のハムスターですが、抵抗力が弱い、ストレスの感受性が強いなどの繊細な一面もあります。
またペットとして人間と暮らすようになって100年も経っていない動物であるため、まだまだ野生の本能が強く残っているのです。
ハムスターと仲良く暮らすために、野生での習性を理解し、尊重して接するようにしましょう。
ハムスターは夜行性
ハムスターは昼間のほとんどを寝て過ごし、夕方から明け方にかけて活動する夜行性の動物です。
そのためハムスターの活動時間に合わせ、お世話や遊ぶのは夕方から夜にしましょう。
我が家のハムスターは昼間もたまに起きてきて「遊びたい!」「おやつちょうだい!」とケージをかじってアピールする時があるので、その時は短時間ですが触れ合っています。
満足すると自分からササーっと巣箱に戻っていきます。
ハムスターのペースに合わせてあげることが大切です!
穴を掘ることが大好き!
ハムスターは元々、砂漠地帯に住む野生動物。
朝晩の寒暖差、四季の気温の変化、肉食動物などから身を守るために穴を掘って巣を作り、一日の大半をそこで過ごします。
そのため、狭くて暗い場所が安心する習性があります。
家で飼うときには、床材をたっぷり入れてあげ、掘ったりもぐったりできるようにしましょう。
砂場を用意してあげると、体を綺麗にするだけでなく思う存分掘ったりもぐったりでき、ハムスターのストレス解消にもなるのでおすすめです!
うちの子は砂場でほとんど遊びませんが、もう掘るところがないほど床材を掘り進めている時があります。
警戒心がとても強い
野生のハムスターは、肉食動物たちに捕食されてしまう弱い存在。
気を抜いたり弱っているところを見せたりするとすぐに捕まってしまうため、常に周囲を警戒して生活しなければなりません。
そのため個人差はありますが警戒心がとても強く、初めての場所や聞きなれない音などにストレスを感じます。
一週間経ったら手から食べ物を与えてみたり、優しく触れてみたりと、少しずつ仲良くなっていきます。
うちの子は警戒心がそれほど強くない方だったようで、初日に自分から手の平に乗ってきて驚きました!
性格は個人差が本当に大きいですね。
なわばり意識が強い
ハムスターは自立していて、個々の空間を大切にします。
そのため1ケージに1匹で飼うことが原則。
ケージ内は自分の匂いがついているため安心しますが、あまり頻繁に掃除をされたり、物の位置を動かされたりするのはストレスが溜まります。
そうは言っても掃除をするのは衛生面で必要なことですよね。
掃除した後にケージに戻すと「なんで掃除しちゃったのー!」と言っているようにケージ内を走り回ったり掘り進めたりと、ソワソワしています…
またケージから出して部屋の中を散歩させるのは運動不足解消になっていいですが、自分のなわばりと認識して毎日パトロールしたがる習性が。
うちの子もなわばりパトロールのため「出してよー!」とケージの入り口をカリカリしてアピールします!
パトロールできないとストレスを感じるので、散歩させると決めたらハムスターがしたがる時は毎日させてあげましょう。
ハムスターと仲良くなろう
ハムスターと仲良くなるには、好かれることよりも嫌われないようにすることが大切です。
警戒心の強いハムスターが苦手なものを把握しながら、少しずつ距離を縮めていきましょう。
次にハムスターが嫌いなものを挙げていきます。
ハムスターが苦手なもの:きつい匂い
ハムスターは嗅覚が鋭いため、タバコや香水などのきつい匂いが苦手。
飼い主のことも匂いで認識しているため、手をよく洗ってから触れ合いましょう。
ハムスターが苦手なもの:大きな音
ハムスターの耳はとても敏感で、かすかな音や超音波までキャッチできるほど。
そのため大きな音や声には恐怖を感じてしまいます。
子供がいる場合は物音や大声などがハムスターのストレスにならないよう、静かに生活することや優しく声をかけることが大切だと教えていきましょう。
ハムスターが苦手なもの:かまいすぎる
人に慣れているハムスターでも、長時間触られたり拘束されたりするのはストレスになります。
1日10分など、短時間での触れ合いにしましょう。
またハムスターの行動から気持ちを読み取れるようになると、「もうお家に帰りたいよ」というサインがわかるようになってきます。
ちなみに我が家のハムスターの場合は、自分から急ぐように手の平に乗ってくると「戻して」のサインです。
ハムスターが苦手なもの:強く触る
ハムスターはとても小さく、骨も強くありません。
そのため強く触ったり引っ張ったりすると、痛みを感じて人間に苦手意識を持ったり、骨折などの怪我につながったりしてしまいます。
足やしっぽ、耳などの体の一部分だけを掴むことは避け、必ず体全体を手の平で包むようにして抱っこします。
まとめ
ハムスターの習性や性格、仲良くなるための注意点などについてお伝えしました。
まだまだ野生の習性が残っているハムスターや、警戒心の強い性格の子は慣れにくくて寂しい気持ちにもなりますよね。
でもハムスターの特性や苦手なものを把握し、安心させてあげることで少しずつでも心を開いてくれるようになるはずです。
子供と一緒にハムスターを飼う場合も、「相手のペースに合わせること」や「忍耐強く接すること」などを学べる機会となります。
ぜひハムスターの気持ちを大切にしながら、仲良くなれる日を根気強く待ってあげてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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