
先日3月1日(土)に名古屋港に外国クルーズ船「ノルウェージャン・スカイ」が初入港し、お見送りをしてきました。
今回の記事では名古屋港で見ることできるクルーズ船と船舶に関する豆知識をお伝えします。

今日の目的地の1つ「名古屋港ポートビル」には、金山駅から地下鉄名港線「名古屋港」駅下車、3番出口より徒歩5分で到着。
高さ63mの白い少し変わった形の建物が「名古屋港ポートビル」で、白い帆船をイメージしています。最上階の7階には地上53mの高さから名古屋港を一望できる展望室、3階と4階には港、船、海のことを学べる名古屋海洋博物館、そのほかにも研修や講演会などにも使える講堂や会議室があります。
「名古屋港ポートビル」の後ろには、3月1日(土)8時30分にガーデンふ頭3号岸壁に入港した「ノルウェージャン・スカイ」が停泊しているのが見えます。

名古屋港ガーデンふ頭には、1965年(昭和40年)から18年間活躍した2代目の「南極観測船ふじ」が展示されています。
「南極観測船ふじ」に隣接して南極大陸をかたどった「ふじの広場」があり、南極に取り残されながらも1年間生き延びて救出されたことで有名となった「タロ」と「ジロ」の銅像が建てられています。
映画「南極物語」のテーマとなった、タロ・ジロが南極に置き去りになった事件は、初代の南極観測船「宗谷(そうや)」(東京都品川区、船の科学館に係留保存)の時代ですが、南極にまつわる話題として、昭和62年にこの銅像が設置されたそうです。

「ふじ」が実際に使用していた大迫力のプロペラや主軸を見ることもできます。

名古屋ポートビルの展望室の入場料は以下の通りです。
– 大人: 300円
– 高校生: 300円
– 小・中学生: 200円
– 幼児(4歳以上): 無料
名古屋港水族館や南極観測船ふじ、名古屋海洋博物館との共通チケットもあります。

7階に位置する展望室からは、名古屋港の広大な景色や市内の美しい風景を一望できます。前方に見えるのは、名古屋港水族館です。
名古屋港水族館は、日本国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットで、イルカショーやシャチの展示なども見どころです。

「ノルウェージャン・スカイ」は現在、日本海域を航行中で、高知、神戸、名古屋、清水に初寄港した後、東京に到着します。
ノルウェージャン・スカイは東京港から3月3日午後7時に出航し、清水、名古屋、大阪、那覇、奄美大島、長崎、麗水(韓国)、済州(韓国)を巡る12日間のクルーズに出発し、3月14日に韓国の仁川に到着する予定です。

「ノルウェージャン・スカイ」には、ハイビスカスの花が描かれています。
この船は、かつて「プライド・オブ・アロハ」という名前でハワイをクルーズしていました。2004年から2008年までハワイ諸島を巡るクルーズを提供していましたが、その後はカリブ海やバハマなどの他の地域に移動しました。
現在「ノルウェージャン・スカイ」は主にバハマやギリシャ諸島などのクルーズを提供しています。https://www.youtube.com/embed/qbLc84Rmf1o?si=4lOpPo7D4ajF6Cpv&rel=0&wmode=transparent
「ノルウェージャン スカイ」ってどんな船?
ノルウェージャン スカイは、ノルウェージャンクルーズライン(NCL)が運航する豪華なクルーズ船です。1999年に建造され、2024年に改装が施されました。この船は、最大1,944名の乗客を収容でき、スイート、バルコニー、オーシャンビュー、インサイドの4タイプのステートルームを備えています。
船内には、プール、フィットネスジム、スパ、ショッピングエリアなど、多彩な施設が揃っており、食事も2つのメインダイニングルームやビュッフェ、カフェ、グリルで楽しむことができます。

「ノルウェージャン スカイ」の船籍は「バハマ」
ノルウェージャン スカイを運行するノルウェージャンクルーズライン(NCL)はアメリカの会社ですが、船の国籍は「バハマ」です。
写真(上)は、出航時に撮ったもので少しわかりにくいですが、「NASSAU」と記載されているのがお分かりになるでしょうか? ナッソー(NASSAU)はバハマの首都です。
国際法で船舶は必ず国籍(船籍)を持つことを義務付けられており、特定の港(市町村)に船籍を登録しています。
船舶は国籍証書を船内に掲示し、船尾(マストの場合もある)に所属国の国旗を掲げる必要があるそうです。
船籍は、船のオーナーが自由に決めることができる!
船籍をどの国・港に登録するかは、船のオーナーが自由に決めることができます。
船舶登録料・税金の安い国、規制のゆるい国のほか、政治の安定した国、評判の良い国、船の産業を支えてくれる国などが船籍国として多く選ばれています。
また、多くの国では、自国の船舶には自国の船員を乗せることを義務づけています。そうすると先進国の船舶には先進国の国民が船員として乗ることになり、人件費が高くなってしまいます。しかしパナマなどの国では自国の船員を乗せることを義務付けていないため、より給料の安いフィリピンやインドの船員を乗せることができ、コストを押させることができるそうです。
もっと詳しくお知りになりたい方は「参考文献:SHIP for Everyone」をご覧ください。
海外船クルーズとカボタージュ規制
前章では、船籍によってコスト面で大きな違いがあることを説明しました。
日本船籍を代表するクルーズ船と言えば、「飛鳥Ⅱ」や「にっぽん丸」があります。
一方、近年日本人に馴染みのある「MSCベリッシマ」や「ダイヤモンドプリンセス」は、外国船籍です。
日本発着クルーズでも外国船籍を利用する場合は、カボタージュ規制で必ず外国の港に立ち寄る必要がありますので航程が長くなってしまいます。
2028年に日本で始動の「ディズニークルーズ」も日本籍船になると発表されています。
日本籍船にすることで短期のクルーズが可能になります。これは、私たちにとって嬉しいニュースです。

夕方の「ノルウェージャン・スカイ」の出航には、多くの方がお見送りに来られていました。

お見送りには、名城大学應援團吹奏楽部の皆さんが素晴らしい演奏会を開いてくださいました。
日本語と英語での解説も交えながら、美しい音色が夕暮れ時の名古屋港に響いていました。乗船されているお客様も「ブラボー」「ありがとう」など、盛大な拍手を送っており、感動的な空気に包まれました。

ライトアップされた「ノルウェージャン・スカイ」はさらに美しさを増します。

次の目的地に向かって、出発!
お客様が各旅先で無事に過ごされ、素敵な思い出を作られることを祈りながら、最後までお見送りさせていただきました。
2025年に名古屋港で見ることができるクルーズ船の予定は、こちらです。
是非、お出かけに合わせてクルーズ船鑑賞も楽しまれてはいかかでしょうか。
次回の記事では、「名古屋海洋博物館」についてお伝えします。
クルーズ船入港に関するお問い合わせ先
名古屋港管理組合 港営部 誘致推進課 クルーズ船誘致担当
〒455-0033 名古屋市港区港町1番11号
電話:052-654-7828
開庁時間:午前8時45分から午後5時30分 (土曜日、日曜日、祝日、年末年始を除く)

コメント